前回の記事のように、主人が独身の時に購入したマンションからの住替えで売却をすることになったわけですが、実は主人がマンションを売却するのは初めてではありません。
私と知り合う前に投資用のワンルームマンションの売却をしたことがあり、その時は購入額から120万円近く安く売ってしまうという失敗をしています。
なぜそんなことになってしまったのか、当時の話をまとめました。
売却することになったきっかけ
投資用のワンルームマンションは、ローンの返済分を引いても、毎月数万のプラスにはなっていましたが、次のような事情で売却することになりました。
- 税金の計算や、備品が故障した時の対応などで、管理に手間とお金がかかる
- 一時期にお金が必要になり、手元に現金が必要なった
急いでいたこともあり、購入した時の不動産会社に売却を依頼しました。
売却を開始しても全然引き合いがない
当時は一括査定サービスの存在を知らなかったので、購入した時の不動産会社にそのままお願いしたのですが、当時の担当者は退職して別の人が担当になりました。
少し不安を感じましたが、仕事が忙しく、新しく不動産会社を探すのも面倒だったので、言われるがまま専任媒介契約を結んで任せていましたが、3ヶ月ほど経ってもまったく引き合いがありません。
自分が購入した時の金額でも安定して利益が出ていて、築年数もまだ10数年程度だったので、極端に値引きしなくても引き合い、不動産会社からは決まりきった報告だけで、どうすることもできないのでそのまま放置していました。
ようやく入った購入申込で大幅値引交渉
3ヶ月ほど経過して、専任媒介契約が切れる前になって、ようやく一件購入申込みがはいりましたが、当初の売出価格から100万近い値引き交渉での申込みでした。
納得はできませんでしたが、全然引き合いがなく、「このチャンスを逃したら次はいつ売れるか分からない」という担当者の言葉に従うほかなく、言われれるがままに契約することになりました。
売買契約当日に「両手取引」だったと判明
売買契約の当日、初めて買い主の方と顔を合わせることになったのですが、買い手側を担当する不動産会社は現れません。
この時初めて、買い主側の担当不動産会社も自分と同じ、いわゆる「両手取引」だったと判明しました。
両手取引とは?
同じ不動産会社が売り手と買い手両方を担当することです。不動産会社にとっては、売り手と買い手両方から手数料を取ることができるので美味しい取引ですが、売り手にとっては、無理に自社のお客さんと売買を成立させられるために、十分に交渉がをしてもらえず、不利な価格で取引してしまいがち、といった問題の多い取引です。
買い手はワンルームマンション投資を専門にやっている方らしく、不動産会社にとっては今後も良いお客さんになるので、買い手有利で交渉を進めたのでしょう。
かろうじてローンの残債は返すことができましたが、ろくに交渉もしてもらえず、購入時y理100万近く安値で売らされる結果に終わりました。
失敗の原因まとめ
前回の失敗は、一括査定サイトで複数の不動産会社から査定をもらうことを惜しんで、いきなり一社に仲介を依頼したことがすべての原因でした。
- 複数社から見積もりをもらっていないので、正しい相場が分からない
- 不動産会社側も自社にしか査定を依頼していないことをしっているので、都合のいいようにされてしまった
- 営業活動も他の業者と比べていないので、本当に売るために頑張ってくれているのか分からない
これからマンションを売却する方は、同じ失敗をしないよう、必ず一括査定サイトを利用して、複数の不動産会社に査定を依頼することから始めて下さいね。
不動産は金額が大きいので、少しの手間が後々100万以上の違いになってきます。

わが家では自宅マンションを700万高く売却するのに成功しました。以下のページでコツや売却ノウハウを公開しています。